Reductio for Chorus_2. Ave virgo

モーツァルトが亡くなる１か月前に、友人である奏者シュタードラーのために書き遺したクラリネット協奏曲…。モーツァルトは彼への手紙で「あなたの演奏ほど、クラリネットが巧みに人の声に近づくことができるとは思ったことがありませんでした…」と述べている。その第２楽章は愁いを帯びた天上の音楽のような響きで、聖母マリア＝『ヴィルゴ』(乙女)を讃えたテキストを当てた“アヴェ・ヴィルゴ”(めでたし乙女)の音楽に編纂してみた。原曲のクラリネットによる装飾的・即興的なパッセージをソプラノ・ソロによる歌唱で、幅広い音域とテクニックを必要とする。

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